Career Interview
早くから自分のキャリアステップを描き
常に前進し続けてきた
インフラ設計からアプリケーション開発の経験を
活かしトータルソリューションを実現
加藤 淳之介
Junnosuke Kato
エンタープライズシステム部(取材当時)
2009年入社
常に前進し続けてきた
インフラ設計からアプリケーション開発の経験を
活かしトータルソリューションを実現
Junnosuke Kato
2009年入社
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最初の配属先は大和証券向けにメインフレームの構成やOS、ミドルウエアの設計を担う部署で、インフラ・エンジニアとして歩み始める。
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大和証券グループ以外の顧客、主に生命保険会社向けのインフラ設計を行う部署に異動。セキュリティ対策なども経験する。
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自ら希望して担当業務を大きく転換。新たにアプリ開発のスキルを身につけ始める。インフラにもアプリにも対応できる人材を目指す。
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数多くのタスクをこなし
メインフレームに関する
知識をより早く獲得 -
チーム力を発揮し
高い壁を越える -
幅広い対応力を持った
人材へ成長している実感を得る
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インフラ設計とアプリ開発
両方の知識と経験入社から8年間インフラのメインフレームの設計に携わり、アプリの開発も4年の経験になりました。インフラもアプリも知る幅広い対応力は、お客様に最適なソリューションを提供する力に結びつくはず。次々に生まれる新しい技術に関する知識習得も怠らず、提案力をより一層高めたいと考えています。
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チームを動かす
マネジメント力アプリ開発の部署に異動して以来、プロジェクトごとに異なるスキルセットを的確に判断し、必要な社外パートナーを集め、マネジメントする力を磨いてきました。チーム力を最大化する上で大切なコミュニケーション能力も高めてきたと自負しています。この力はお客様のニーズを掘り起こすためにも大いに役立っています。
メインフレームの開発部署へ
大学時代に専攻していたのは経営工学で、研究に使うためのプログラミングにも携わったことからコンピュータへの興味が膨らみ、就職活動はIT業界を中心に行いました。その中で大和総研を選んだ大きな理由は、お客様に近い立場でシステムの構築に関われるプライムコントラクタ(1次請け企業)であることでした。当時も今も、自分が手がけている仕事が何につながり、お客様に対し、どのように貢献しているかを実感することがモチベーション維持につながると考えていて、大和総研ならそれができると期待して入社しました。当初期待していたことはこれまでのキャリア通じて、実現できていると感じています。
最初の配属先は、自分からインフラの設計部署を希望しました。もともとインフラ設計とアプリケーション開発の両方の知識を備え、幅広い対応力を持ったエンジニアになりたいと考えていたのですが、基盤となるインフラを理解した上でアプリ開発を経験した方が、知識の習得もスムーズに進むのではないかと思いました。
配属先の担当業務は、メインフレームの設計および、そこに載せるOSやミドルウエアの開発でした。私が入社した2009年は、会社の組織改編に伴い、それまで使ってきたシステムを完全に分離する対応が本格化し、部内はまさに忙しさの渦中にありました。そんな中でも先輩たちから丁寧な指示・指導を受けながら膨大なタスクをこなすことで、メインフレームに関する知識をより早く身につけることができました。
「セキュリティ」という未知の領域に挑戦
大和証券グループ以外のシステムを担当していた頃に携わったマイナンバー制度への対応は、「セキュリティ」という自分にとって未知の領域への挑戦になりました。重要な顧客情報を扱う証券会社や銀行のシステムには、もともと強固なセキュリティ対策が施されています。しかしマイナンバーを扱うシステムに国が定めたセキュリティレベルは、それより格段に厳しいもの。しかもスケジュールに遅延は許されず、制度開始までに必ず対応を終えなければなりません。そして私は、このセキュリティ対策のチームリーダーを任されたのです。
周囲の先輩方に相談し、社内の有識者を探して助言を求め、開発作業は学びながらの手探り状態。アプリ部門との調整がうまくいかず資料づくりに夜中までかかったり、設計の考慮漏れにより本番リハーサルでサーバがダウン寸前になったりと、苦労や緊張の連続でした。しかしそのぶん、無事リリースに至ったときの喜びは大きく、今でも忘れられない経験となっています。また、その後、私自身の指針になった「自分だけでは無理でも、できる人の力を集めればどんな大きなプロジェクトも動かせる」との気づきも与えてくれました。
「顧客フロント」の立場でアプリを開発
大和証券グループ以外のお客様に対応してシステムソリューションを提供する部門に異動後も、しばらくは、生命保険会社向けなどのメインフレームの設計を担当し、基幹システムの再構築という2年がかりの大規模プロジェクトも経験しました。そしてインフラ設計においては一定の自信もついたことから、入社時からの考えだったアプリケーション開発の業務に移ることを決断。異動後は大手通信会社の担当を任され、お客様と直接関わる「顧客フロント」として様々なアプリケーションの開発に取り組んでいます。
アプリ開発に関しては手探り状態での再スタートとなりましたが、日々の仕事に感じるのは楽しさと確かな手応えです。先にお話したように、お客様により近い立場で仕事を行うのは就活時からの希望であり、その希望が叶った実感を得ています。また、大手通信会社は通信事業だけではなくエネルギーや金融など事業の幅を広げ続けており、新たなニーズが次々に生まれるのも楽しさになっています。
アプリ開発に関する知識不足を感じることもありますが、そこで活きるのが「できる人を集めて動かす」こと。アプリ開発にはスピードも求められるため、優秀なパートナーを最適にマネジメントすることがより良い結果を生むと考えています。アプリ開発でも様々な経験を積んで、インフラにもアプリにも対応でき、大規模なプロジェクトも円滑にマネジメントできる人材になることを目指しています。