システムの可能性が
ミャンマーの経済発展を
導く
システム部門
亀田 賢司Kenji Kameda証券システム第二部(取材当時)
2006年入社
ミャンマープロジェクトに挑戦
8年目までシステムエンジニアとして、大和証券向け基幹業務システムのうち、主に証券税制に関わる部分の企画開発に携わってきました。その後、自分にとってまったく新しい分野であるミャンマープロジェクトに参画しました。このプロジェクトでは、ミャンマーでの証券会社設立に向けて、使用するシステムの要件定義から開発までを一貫して担当。これは大和総研がミャンマーの資本市場・証券市場育成を支援する一大プロジェクトの一環であり、一国を相手にするスケールの大きい案件であるだけに、関わっている部署・企業も多様で、多くの関係者と連携しながら業務を進めていきました。
現地でのシステム・デモンストレーション
2013年10月にはミャンマーのヤンゴンで初めてシステムのデモンストレーションを行いました。プロジェクトメンバーほぼ全員で現地に行き、無事に成功させることができました。その様子は、現地の新聞でも取り上げられました。このように、新しいことに取り組めると同時に、ミャンマーの資本市場を育成するという壮大なテーマに関われること、そして、成功が当社だけでなく、世界で戦う日本企業全体のステータスや競争力向上にもつながるようなプロジェクトに参画できたことが、大きなやりがいになっています。ミャンマーの資本市場が発展すれば、企業の資金調達もスムーズになり、国としての経済発展にもつながっていくはずです。

「あるべき姿」を追求する
これまで一貫してシステム開発に関わってきましたが、この仕事には「なぜ必要なのか?なぜこうなっているのか?あるべき姿は何なのか?」という、疑問を追求する好奇心が不可欠です。私は大学院で経営工学を学習・研究していたのですが、システムの提案を行う際には、こういった疑問に対し、理論的な仮説を立てた上で検証していく手法をよく使います。一番重要なのは、何が顧客にとってベストなのかを考えることです。そのうえで自分の考えの型をつくり、それを常に改善していく意識を持つように心がけています。
チャレンジを積み重ね、
仕事のスケールを拡大したい
これまでの経験を通して、着実に仕事に取り組んでいけば、自分がチャレンジできることの幅も広がっていくと実感しています。これからもさまざまなチャレンジを積み重ね、仕事のスケールを少しずつ拡大することで、より社会に貢献できるようになりたいと思います。
ミャンマープロジェクトでは2015年中に証券会社が設立され、無事に証券取引を開始しました。現在、このシステムを同国や他国の証券会社向けに展開することも検討しています。ミャンマープロジェクトの成功を受けて、今後は、他国でも同じような大きな仕事が増える可能性があり、仕事の選択肢も広がるはずです。大和総研は、自ら手を挙げればやりたい仕事ができる社風ですので、これからも積極的にグローバルな案件に関わっていきたいと思っています。
学生へのメッセージMessage
就職活動と仕事は似ています。どちらも、様々な人とコミュニケーションをとりますし、自分の考えや取り組んできた内容が評価されます。就職活動では、ゼロから情報を収集し、スケジュールを立て、相手のことを分析、理解することが重要です。これも、仕事と同じです。就職活動を通してたくさんの”仕事”を経験してみてください。その経験は、社会でもきっと役に立ちます。
1日のスケジュールSchedule
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08:30
出社
メールチェック
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09:00
チームミーティング
共有事項の報告
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09:30
プロジェクトミーティング
画面操作手順書英語翻訳に関する打ち合わせ
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11:00
設計レビュー
パートナーと設計内容の対面レビュー
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13:00
昼食
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15:00
レビューとメール送付
ミャンマー開発者からのQAの回答や開発成果物のレビューとメール送付(英語)
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16:00
スケジュール管理
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17:00
テスト結果レビュー
フロント画面開発成果物、テスト結果のレビュー
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19:00
退社
キャリアステップCareer Step
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1年目
大和証券の税務関連システムチームに配属。証券業務知識を学びつつ、ITスキルを身につける。
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3年目
株券電子化プロジェクトや証券税制改正プロジェクトで、税務関連システムのチームリーダとなる。国内/海外のパートナーと共に、案件を進めていく。
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7年目
税務関連システムを全面的に任されるようになり、後輩の育成も担うようになる。次のキャリアステップとして他システムに携わりたいと考え、ミャンマープロジェクトに参画する。
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11年目
ヤンゴン(ミャンマー)証券取引所は無事に取引を開始。プロジェクト完了に伴い、大和証券システム再構築プロジェクトの担当となる。